お洋服選びのポイント1
アトピー性皮膚炎の方は皮膚バリアの機能が弱いので、さまざまな刺激に敏感になっています
衣類についてもお肌にやさしいものを選んでくださいね
お子さまが小さいと抱っこをしたときなどママの衣類もお子さまの皮膚に接することが多くなりますのでママもできるだけ肌触りのよいものを着てください
このページではお洋服選びがしやすくなるように
お肌にやさしい衣類を選ぶコツと、繊維についてお話させていただきます
*やさしい衣類のチェックポイント*素材編
1、風合いがいいか?(やわらかい?気持ちいい?チクチクしない?)
2、吸水性はいい?(汗などの水分を吸うかな?)
3、保湿性はある?(生地がゴワゴワパサパサせず、しっとりしているかな?)
4、通気性はいい?(空気は通るかな?)
*やさしい衣類のチェックポイント*かたち編
1、縫い目や洗濯タグ、折りネームなどがお肌を刺激しないかな?
2、体を締め付けるデザインじゃないかな?
3、ゴムはきつくないかな?
4、刺激の原因になる飾りはついていないかな?
5、金属のボタンはついていないかな?
これらのチェックポイントを確認し衣類を選んでみてくださいね♪
つづいて素材選びのヒントになる繊維のお話を・・・
*繊維メモ*
- 綿・麻などの植物繊維は水分を収集し保湿性が高く、肌あたりも良いものが多く人気ですが乾きにくいので汗をたくさんかいた時など注意してくださいね
また洗濯をくりかえすうちにゴワゴワしてくることもあるので洗濯物をたたんでいる時などに風合いのチェックをしてみてください - ウールなどの動物繊維は動物の毛からできている繊維なのでチクチクに注意が必要です
また、動物性のたんぱく質が残っていてアトピーのお肌に悪さをすることも考えられますのでおすすめしていません - 聞きなれないかもしれませんが、キュプラ・レーヨンなどの再生繊維はおすすめです
なぜなら原料が綿などと同じ天然の素材、ですので天然繊維の良さ(吸水する・保湿性がある)+αの機能(やわらかい・抗菌・つるつるなめらかなど)が備わっているものが多いからです
気に入った素材があれば洗濯タグをチェックしてみてくださいね - 避けられがちなナイロン・ポリエステルなどに代表される合成繊維も絶対にNGというわけではありません
従来は吸水性・保湿性が劣っていましたが、最近では技術や加工が進化し合成繊維の中でも吸水性にすぐれていたり、肌あたりがやわらかいものもでてきています
また、先ほどの再生繊維と合わさったものなどもありますので洗濯タグで素材をチェックしたり*やさしい衣類のチェックポイント*を参考にためしてみることで衣類を選ぶ選択範囲がぐっと広がるかもしれませんね