かゆいっこ誕生ストーリー
「かゆいっこ」はやさしい看護師さんのアイデアからうまれました
「かいちゃダメよ」というのはかわいそう。かいても治る方法を考えよう!
やさしい看護師さんのアイデアからうまれました。
大阪府済生会中津病院の看護師石川郁子さんは毎日、アトピー性皮膚炎の湿しんでかゆくて泣いているこどもたちのケアをしていて思いつきました。
かゆがっている子供に「かいちゃだめよ」というのは かわいそう。かいても治る方法を考えよう!
そこで考えついたのが「かいてしまっても かき傷が最小限になる」すべる二重式の手袋です。
自作で患者さんの手にはめたところ状態がとても良くなりました。でも病院にはかゆくてかきたいこどもが大勢います。一人でいくつも手袋をつくるのは大変。そこでドクターに相談しました。
ドクターの末廣先生は、やさしい肌ざわりの生地を作っている会社に連絡しベビーミトンのメーカーを探しあてました。
完成したのはお肌の刺激にならないように工夫したシンプルなかき傷予防ミトン
病院でつかっているミトンをもとにサンプルを作り患者さんに使ってもらい、先生への確認をくり返しました。とても悩んだのは、「寝ている間にミトンが外れてしまう」こと。
外れない為にゴムをきつくする、周囲をベルトで固定する方法などアイデアを出しましたがこのミトンの一番の目的は「かいても傷がつかないこと」かたちはできるだけシンプルなものがベストだと考えました。
試行錯誤の結果、お肌に刺激を与えず、外れを防ぐ方法としてミトンを長くし はずれにくくすることができました。
また、ミトンを長くすることで入口部分にサージカルテープで固定すれば、外れをさらに防ぐことができました。
2年後、ようやくアトピー性皮膚炎の方に使っていただけるレベルの商品「ドクターミトン かゆいっこ」が出来上がりました。
ゆっくり寝て、元気に遊ぶ!そんな毎日が送れますように!
「子どもがかいてしまわないか心配で安心して眠れないんです・・」というお声をお聞きします。
そんなやさしいママの気持ちを手伝うために、かゆいっこは誕生して13年「安心して眠れるようになりました」とうれしいお声をいただいています。これからも、皆さまに喜んでいただけるよう大切に商品をつくりつづけていきたいと思っています。